羽毛ふとん選びの極意

羽毛ふとんはどうやって選べばいいの? 価格の違いは何? 「ダウン」「側生地」「キルティング」の3つの観点から、わかりやすくご説明します。

極意1ダウンに注目!

羽毛ふとんの暖かさ・軽さを決める一番のポイントは、中に入っているダウン(綿毛)の質です。「鳥の種類」と「ダウンパワー」の2つに注目してください。

ダウンベルトとは?

ダウンベルトを示した世界地図。帯の上にカナダ、イギリス、ドイツ、フランス、ポーランド、ハンガリー、ウクライナ、ブルガリア、ロシア、中国が並ぶ。

「ダウンベルト」とは、北緯45度〜53度の地域のことを指します。この地域は寒暖の差が非常に激しいエリアで、ここで生息する水鳥は、寒さに耐えるために良質な羽毛を備えていきます。そのため、羽毛ふとんの素材として高級品とされています。


鳥の種類で品質が変わります

ダックよりグースのほうがあたたかく、長持ちする傾向があります。

マザーグース

ひなを産ませるために飼育されている親鳥(グース種)。成熟したダウンが採取できる、最高級の素材です。

グース(がちょう)

ダックに比べ大きな体格をしており、より大きなダウンが採取できます。

ダック(あひる)

品種改良が進み、たくさんの品種がいます。ふとんの中材として広く利用されています。


ダウンパワー(DP)とは?

ダウンパワーとは、羽毛のふくらみを体積で示した値です。数値が大きい羽毛ほど、同じ重量でもふとんにたくさんふくらむので、軽くて暖かい羽毛ふとんになります。

同じ重さなら、よりボリュームがある羽毛が暖かい——というのが基本の考え方です。

  • 440↑マザーグース 95%プレミアム
  • 430マザーグース 93%上級
  • 410グース 93%上級
  • 390グース 90%標準
  • 390ダック 93%標準
  • 360ダック 90%エントリー
  • 350ダック 85%エントリー
同じ重さ(30g)の羽毛で比べたダウンパワーの比較図。DP440以上のマザーグース95%からDP350のダック85%まで、ダウンパワーが高いほどふくらむ。

極意2側生地の素材に注目!

羽毛ふとんは、ダウンの品質と同じくらい、その羽毛を包んでいる「側生地(がわきじ)」が重要です。素材の違いによって、暖かさ・寝心地・耐久性が大きく変わります。

綿の側地とポリエステルの側地の比較図。綿は体に沿って湿気が抜け、ポリエステルは浮きやすく湿気がこもる。

綿(コットン)

  • 通気性が良く、汗ばむ春先・秋口でも快適
  • 細い糸で織った綿は、しなやかで体に沿うフィット感
  • 中であたたまった空気が逃げにくい
  • 耐久性が高く、長くお使いいただける

ポリエステル

  • 安価で軽い反面、通気性が悪く蒸れやすい
  • 春先・秋口の汗ばむシーズンは不快感の原因に
  • 蒸れがダウン自体へのダメージとなり、劣化・匂いの原因に
  • 体に沿いにくく、フィット感が劣る

極意3キルティングに注目!

ダウンの質や側生地が同等でも、キルティング(縫い方)の違いで保温性が大きく変わります。柱谷ふとん店では、ECにはないキルティング構造の羽毛ふとんも豊富に取り扱っています。

キルティング3種の断面図。保温性は立体キルティングが「悪い」、二層キルティングが「良い」、ダブルフェイスキルティングが「すごく良い」。

立体キルティング

もっとも一般的な構造。安価なECに多く、縫い目部分でダウンが寄りにくい反面、谷ができやすく肩口が寒くなりやすい弱点があります。

二層キルティング

縫い目をずらした2階建て構造。羽毛の偏りが少なく、ダウンが体全体に均等に当たります。

ダブルフェイスキルティング

1枚のふとんの中に2枚のふとんが入るイメージの、二層キルティングの進化版。ECにはほぼ見られない専門店ならではの仕様で、寒がりの方に特におすすめです。

実物の違いを、会場で体感してみませんか。

ダウンの質も、側生地の感触も、キルティングのあたたかさも、実際に触れていただくのが一番です。お近くの会場でお試しください。

個別のご相談は ご相談・ご予約フォーム よりお気軽にどうぞ。